文芸翻訳とはどのような翻訳のことでしょうか?簡単にご説明しましょう。
海外の著作物を日本での出版を目的に行う翻訳です。
仕事の発注元は出版社になります。
編集プロダクションというエージェントが介入する場合もありますが、仕事の形態としては、一冊の本を預かり一定期間で在宅で翻訳します。
複数で共訳したり、他の翻訳者に下訳を依頼するケースもあります。
フィクション、ミステリー、ロマンス、エンタテインメント、SF、純文学、ノンフィクション、児童文芸などの翻訳があります。
文芸翻訳では、作品のテーマをきちんと把握し、読者を意識しながら、原作にふさわしい日本語表現ができなければなりません。
ジャンルによっては読者が成熟しているので、翻訳者の力量も要求されます。
調査力も必要です。
また、あくまでも最終表現である日本語を評価されますので、文章力を磨かなければなりません。
一朝一夕に実力がつけられる分野とはいえませんが、それだけに学習はある程度長期決戦になることは覚悟してください
この分野の仕事に就くには、著名な翻訳家に編集者を紹介してもらう、持込み企画を出版社に売り込む、コンテストなどに入賞する、リーディングなどで下積みをし実績を認められる、などの経路があります。
リーディングとは、原書を読んで、そのあらすじや感想をシノプシス(レジュメ)にまとめる仕事のことで、出版社が海外の著作物を翻訳出版するかどうかの判断材料に用いるものです。